咲き舞う華は刻に散る



「何があったのですか、副長!?」



普段は冷静な斎藤まで彼女の姿に動揺している。



「分からねぇ。だが、早く治療しねぇと…」



「分かった。今、山崎を――」



「その必要はない」



原田の言葉を遮るように男の声が重なった。



声の方に視線を向けると、そこには家臣を引き連れた会津公と桐生が居た。



「容保様ッ!?」



沖田達は突然現れた主――、会津公の姿に驚いたが、その場に膝をつき、頭を下げた。



土方は美桜里を抱いたまま、頭を下げる。



「皆の者、面を上げよ」



土方達は戸惑いながら、頭を上げた。



会津公はゆったりとした足取りで彼らに近付いて来る。



その後に桐生が続いた。