咲き舞う華は刻に散る



「川綵!」



身体を揺すると、手にヌルリとした感触がした。



手を見なくても、彼女の身体を見れば、何の感触なのかすぐに分かった。



血だ――。



美桜里の身体は全身傷だらけで、至る所から血が出ている。


それらはよく此処まで来れたと疑ってしまう程、酷いものばかりだ。



土方は彼女の身体に負担をかけないように片膝を立て、そこに寄り掛からせた。



「川綵、しっかりしろ!」



土方が呼びかけるが、美桜里は気を失っているらしく、返事はない。



「土方さん、どうしたんですか?」



屯所の中から土方の声を聞き付け、沖田、斎藤、藤堂、原田、永倉が出て来た。



「悪いが、誰か山崎を呼んで来てくれ」



「何で――、って、美桜里ちゃん!?」



藤堂は土方の腕の中で血まみれでぐったりとしている美桜里に動揺した。