「煩わしいものだな、感情というものは…」 人間は誰しも感情を持っている。 そして、感情がなくては生きていけないのだ。 しかし、美桜里にとって、それは己を乱すモノでしかなかった。 美桜里は自嘲気味に笑うと、下の階へと降り立った。 土方達が駆け付けた事により、池田屋の御用改めは激しさを増した。