咲き舞う華は刻に散る



「久し振りだな、美桜里」



一瞬、他人の空似かと思ったが、どうやら本人らしい。



しかし、何故、こんな所に陽真が居るのかと美桜里は疑問に思う。



「何故、長州に属してるのかって目だな。しょうがない、お前には特別教えてやるよ」



陽真は何故かしたり顔をしていた。



確かに美桜里は疑問には思ったが、誰も聞きたいとは一言も言っていない。



それなのにも関わらず、陽真は窓の桟に座ると、過去を話し出した。