咲き舞う華は刻に散る



斬られる――。



美桜里がそう悟り、目を閉じたと同時に煙管の香りが鼻を掠め、刀同士が交わる音が響いた。



煙管の香りは自室で毎日嫌という程嗅いでいる。



「うちの隊士に何か用か?」



目を開けた美桜里の視線の先には桐生と漆黒の髪を靡かせ、刀を交える土方の姿があった。



桐生は舌打ちをつくと、土方から距離を取る。



すると、美桜里を守るように刀を構える沖田と斎藤が、桐生を取り囲むように藤堂と原田と永倉が現れた。



「外野がぞろぞろと煩わしい…」



「さぁ、この人数相手にどうするつもりだ?緋い瞳の兄ちゃんよ」



原田が挑発するように、槍の先を桐生に向ける。