咲き舞う華は刻に散る


――――――――
――――――
――――
――

火の粉が舞い上がり、空は赤黒く染まっていた。



「うっ…」



桐生は目を覚ますと、頭部に感じる痛みに顔をしかめる。



頭部からは鮮血が流れ出ていた。



「確か、父さんと母さんと話しをしてたら、誰かが襲撃して来て…」



刺された――。



桐生ははっとしたように顔を上げ、辺りを見渡した。



彼の隣には血まみれの両親の姿がある。



「父さん!母さん!」



「桐生…」



両親に駆け寄り、揺すりながら名を呼ぶと、父が顔を上げた。



母はピクリとも動かない。