咲き舞う華は刻に散る



その頃、美桜里は呆然と屋根の上に寝転がっていた。



すると、冷たい風が彼女の藍色の髪を揺らす。



風が止むと、横から何者かの気配がした。



美桜里は瞬時に身体を起こすと、刀に手をかける。



彼女の目の前には一人の男が悠然と立っていた。



「誰だ!?」



「私が誰か分からないのか、美桜里?」



「何故、私の名を…」



「本当に分からないのか?」