咲き舞う華は刻に散る



すると、美桜里は刀を握ったまま、雨が降りしきる庭に飛び出した。



まだ乾き切らない返り血を冷たい雨が洗い流す。



「川綵、風邪を引くぞ?」



土方が美桜里の身体を気遣い、声をかけるが、聞こえていないのか美桜里はピクリとも動かなかった。



実際、彼の声は美桜里の耳には届いていない。



彼女の頭の中にはさっき芹沢に言われた言葉が渦巻いているからだ。