咲き舞う華は刻に散る



「3、2、1で行くぞ」



土方の言葉に美桜里と沖田は頷く。



「3…2…1…、…行け!」



そして、美桜里と沖田が障子を蹴り開けた。



先に同室に居た平山を沖田が始末し、仕切りの向こうに居る芹沢に美桜里と土方が膨れ上がった布団を同時に突き刺した。



しかし、肉を貫いた感触はない。



手応えのない布団から刀を引き抜くと、やはり刃には血がついていなかった。



土方は怪訝そうに顔を歪めながら、布団を剥いだ。



「居ねぇ…っ!」



そこには芹沢の姿どころか、同衾しているはずの梅の姿すらない。



美桜里は小さく舌打ちをつくと、芹沢の姿を探した。