「鬼と恋に落ち、醜き子を産み落とした娘とその家族だ」 尚孝は奥州の中でも強大な力を持った藩の藩主だ。 威厳と矜持のだけで生きて来た尚孝にとって、我が子が人ならざる者と結ばれ、子を作るなど許せないのだろう。 「そんなくだらない矜持のせいで…、私は家族を失ったのか…?」 緋い瞳に涙が浮かんだ。 だが、何故、彼女達の居場所が分かったのかは明らかになっていない。