「相変わらず、口の減らぬ小娘だ」 現れた人物に逸の顔色は変わった。 「お父様…」 顔を上げると、美桜里が予想した通りの男が立っていた。 「お祖父様…」 そこに居たのはあの日から彼女を地獄に突き落とした人物、桐里尚孝だった。