翌日。 「嫌だ」 「即答だな、川綵」 美桜里は斎藤に稽古の相手を申し込まれていた。 それは一度だけでなく、何度も申し込まれている。 その度に彼女は斎藤の申し込みを即答で断っていた。 誘いを即答で断る美桜里も感心するが、それでもめげずに申し込んで来る斎藤も感心する。 「嫌だから即答で断るんだ」 「そうか…。ならば、また後日申し込もう」 そう言って、斎藤は去って行った。 「はぁ…、まったく、しつこい奴だな…」 美桜里は彼のしつこさに溜息を吐く。