咲き舞う華は刻に散る



「受けた恩は返す…。これは当たり前の事だろう?」



「待て、芹沢さん!新選組は女人禁制だ」



勝手に話を進めている芹沢に土方が突っ込んだ。



土方の言葉に隊士として勧誘しようとした近藤は自分がしようとしていた事を悔やんだ。



一方、美桜里には出て行けるかもしれないという好機が訪れていた。



「だったら、男の格好をさせれば良かろう。それでも、心配なら、貴様の小姓にするが良い、土方」



「「はぁっ!?」」



美桜里と土方の声が重なる。



男装はともかく、彼女を小姓にするのは土方には抵抗があった。



美桜里も同様らしく、顔をしかめていた。