「妾はこの国を支える存在
幼い頃から修業し、異能を使った
その頃はまだ黒い目と髪での、

母は媛覡の中では歴代一弱く、
父は覡守で母の側、いつしか妾は
両親には一切あえなんだ、
孤独じゃったな」

微笑みながら

「その頃妹は大切にされとった、
斎藤道三は息子と仲が悪いと言わ
れとるがあれは後からじゃよ

妹は胡蝶と言われたの

織田信長の正室になるはずでの

しかし、妹は
別の男を好きになるのじゃ
きっかけは、妾の家出じゃ」