亮介が教室の掃き掃除をしている間、 私は黒板の拭き掃除を始めることにした (う……、あとちょっとなのに!) 黒板の上の方を拭こうと背伸びをしても なかなか届かない (もう少し……!) 「……え?」 もう一度背伸びをしようとしたときに 手に持っていた黒板消しが無くなっていて、 亮介が無言で黒板の拭き掃除をしていた