アタシはつねづね思うことがある。
もしかして彼氏にこの人を選んだのは、間違いだったのかもしれない―と。
その理由は…。
「ねぇねぇ、もうすぐクリスマスよね? イルミネーション綺麗な場所に行かない?」
とアタシが言うと、彼氏はニッコリ笑顔でこう言う。
「行かない」
「ええっ!?」
驚きと悲しみのあまり涙ぐむと、彼氏はいきなりプッとふき出す。
「ウソウソ。行くって」
「ほっホント…?」
「ウソ」
「どっちなのっ!」
「アハハ」
…どうやら彼氏はドの付くSだった。
……いや、それは何となく気付いてはいた。
高校入学時から何となく彼とは気が合って、一緒にいることが多かった。
二年生になって、アタシの方から告白した。
それはまあ、やっぱり恋人になりたから。
そして少しでも、彼に優しくしてほしかったのに。
今でも彼は変わらず、イジワルだった。
もしかして彼氏にこの人を選んだのは、間違いだったのかもしれない―と。
その理由は…。
「ねぇねぇ、もうすぐクリスマスよね? イルミネーション綺麗な場所に行かない?」
とアタシが言うと、彼氏はニッコリ笑顔でこう言う。
「行かない」
「ええっ!?」
驚きと悲しみのあまり涙ぐむと、彼氏はいきなりプッとふき出す。
「ウソウソ。行くって」
「ほっホント…?」
「ウソ」
「どっちなのっ!」
「アハハ」
…どうやら彼氏はドの付くSだった。
……いや、それは何となく気付いてはいた。
高校入学時から何となく彼とは気が合って、一緒にいることが多かった。
二年生になって、アタシの方から告白した。
それはまあ、やっぱり恋人になりたから。
そして少しでも、彼に優しくしてほしかったのに。
今でも彼は変わらず、イジワルだった。