リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・6

「じゃあこれからも、いっぱいしたい?」

「うっ…。…しっしたい……です」

真っ赤な顔で呟くと、お兄さんは嬉しそうに笑います。

「んっ。じゃあ幼馴染に戻る必要はないね。そして恋人のままで良いよね?」

…尋ねるような言い方ですけど、何故、有無を言わせない空気を出すのでしょう?

でも…お兄さんとのキスは、これからもその…したいと、心から思います。

わたし以外の女性に、してほしくないと思いました。

「はっはい…」

「それじゃあこれからも、いっぱいしてあげる」

お兄さんはわたしの耳元で、熱く囁やきます。

「キミの好きな、身も心も溶けるぐらい甘いキスをね」

そうして逃れられないように、キツク強く抱きしめられました。

…あのキスで、不安も悩みも全てふっ飛んでしまいました。

そしてあのキスの甘さの虜になってしまいました。