『アユ、ミキ…だいすき。』



「えー?うちらのほうが
海のこと好きだからっ☆」



「うんうん♪」



「あ!アオイくん、きゃあ〜!」





ステージ上のアオイは
葵とはまた違った顔の、葵。




でも、時おり魅せるあの
まぶしい笑顔は葵とおんなじ。



だけど───‥

あたしといるときの
葵の涼しげなあの笑顔は
星のピアスに誓って‥

あたしだけのもの。




「きゃーアオイくーん!」


「アオイくん、アオイくん!」





『葵ーッ!だいすきだよー!』





◆END◆