あたしが彼と出会ったのは そう…いまから5年前の初夏。 あたしがここに 越してきたあの日。 お隣さんになる彼は 涼しい顔で笑っていた。 「俺は葵(アオイ)。 よろしくな!」って。 2つ年上の葵は、 あたしにとって憧れで‥ 特別な存在になった。 でもあなたは‥ あたしと出会ったあの頃はもう あたしの近くにいるようで… ものすごく遠いところに いたんだね…。