『うっ……えっ……』 田中の声。 『どうして……せっかく仲良くなれたばかりだったのに……』 香苗の声。 『落ち着いてください!とにかく。皆さんバラバラにならず、いったん全員食堂へ』 秋の声。 『いえ。匠がひとりだから、移動も考えれば、できれば2階の広間か何かへ……』 真紀子の提案に、秋が「そうでしたね」と指示を変更した。