推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】



「なんなんだよ~この問題は……!?」


書かれてあったのは、奇妙な計算問題。


足し算は習い済みの匠だったが、どうやら答えは10ではないらしい。


「どれも答えが間違ってるんだよなあ」


「そうよね。これを普通にやっても、永遠に解けそうにないよね」


「Aっていうのは関係ある?」


式の上に書かれているアルファベットを指さすと、姫子は首を振った。