「なんなんだよ~この問題は……!?」 書かれてあったのは、奇妙な計算問題。 足し算は習い済みの匠だったが、どうやら答えは10ではないらしい。 「どれも答えが間違ってるんだよなあ」 「そうよね。これを普通にやっても、永遠に解けそうにないよね」 「Aっていうのは関係ある?」 式の上に書かれているアルファベットを指さすと、姫子は首を振った。