「じゃ、イチローんとこ行くか!」 「う、うん!」 そう言って出口に向かって行く藤島くんの後について保健室を出ようとした時・・・ 藤島くんが突然あたしの方へ振り向き、あたしを抱きしめた。 えっ!? 背中に伝わる藤島くんの熱・・・ 時間が・・・止まったみたいだった・・・ しばらくして「ごめん・・・」と言って離れた藤島くん。 「行こうか・・・」 と言われて 「うん・・・」 と返事をして・・・一緒に裏庭に戻った。