「夜中から初詣なんてダメよ!何かあったらどうするの!?」 そう言うお母さんに、いっくんが 「俺が迎えに来て、帰りもきちんと送ってくるので行かせてください」 とお願いしてくれて・・・ いっくんのことを昔から気に入っていたお母さんとお父さんは、 「一朗くんがそう言うなら・・・一朗くん、詩音のこと頼むよ」 と、あっさり許してくれた。 「ひとつ聞きたいんだけど・・・」 そう言ったお母さんは、とんでもないことを聞いてきた。