────ピンポーン 「はぁ〜い。」 ドアを開けると、いつも通り満面の笑みをうかべた 飛斗(ヒュウト)が立っていた。 「百合(ユリ)〜一緒行こっ!」 「…いっつも一緒に行ってるし。」 「あはは、それもそうだな!」 飛斗は…わたしの彼氏。 付き合って 3ヶ月になる。 この人といると いつもわたしのペースが 崩れる。 でもなぜか 飛斗だけは憎めない。 きっと、いい人だってことをわたしは知ってるからだろう。