深い闇の中、わたしただ1人。


どうしてこんなところに
わたしはいるの?


「やだ…怖いよ…」


ふと周りを見渡すと、
ある1人の男子が立っていた。



きっとあれは…明希(アキ)。


「明希…助けてっ…」



明希は冷たい目でわたしを見据え、投げ捨てるようにつぶやいた。



「お前なんか…いらねーよ。」


──────どんっ


わたしを突飛ばし
わたしは闇の奥深くへと

落ちてゆく。