美知瑠「そぅ。で、そろそろ良いですか?もう他に無いなら…」

池堀「ち…ちょっ ちょっと待って!!」

美知瑠「ッ何?」


話をするのが面倒になってきた美知瑠が電話を切ろうとしたが

翔太に止められた。


池堀「丸居さんの葬儀とか、九條くんの身柄のこととか そういうのは…?」


美知瑠「丸居さんの葬儀については、勝手ではありますが、明日明後日とこちらで行います。そちらのメンバーさん方や、ごく近い親族の方、彼のご友人で10名程度でしたら、参列も可能ですが それは御自由になさって下さい。」


池堀「…結構勝手に進めちゃうんですね。」


美知瑠「それについては何とお詫びすれば良いやら…。でもどうか、容赦して下さい。」

かなりの無茶を言うが
これは里の決まり。仕方がない。


美知瑠「九條さんについては…少し待って頂けますか? 決まり次第ご連絡を差し上げます。」


池堀「…はい。分かりました。あと、葬儀の詳細を教えて欲しいんですが。」

メモを取りながら応対しているのか 会話に間が空くようになってきた池堀。

美知瑠「そうですね…。後は九條さんがメールで伝えるってことにしても 良いですかね?」


池堀「あ、はい。じゃあ…それで。長電話になってしまい、申し訳ないです。」

最初は明かに喧嘩腰だった池堀が、今度は謝っている。

それに…おちゃらけた風を演じていた美知瑠も、いつの間にか普通に話していた。


美知瑠「はい。あ、それと 誤解されてると困るんで言っときますね。九條さんについては、監禁もしてませんし、大した縛りも無いです。昨日持っていらっしゃらなかった携帯も、こちらから支給させていただいてます。なので、連絡は自由にして下さいね。とりあえず、それだけ。」


池堀「そうなんですか。分かりました。では そろそろ。」

美知瑠「はい。」


ガチャリ。


やっと電話を切って
一息つく美知瑠。


ふと時計を見ると、もう2時間も話をしていたことに気づく。


夕食時だ…。


九條は既にレストランで食事をしている。



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