元気な方は兄の旭、大人しい方は弟の蒼。 真太郎は見た目は若いが100年以上生きてる猫だ。 この家には親が出入りしている様子がないし、真太郎が育ててきたようなもんだろう。 「…もしかしてこの龍って…。」 「気づいたのか。」 「うん。呪いだね、僕たちと同じ。」 俯き気味に南とか言う女の服を直した。 「あの…この龍は一体…?」 「俺に聞くな、双子に聞け。俺は治療専門なんでな。」