…………! 「アンタ…最近古い文字が書かれた紙に触れたか?」 「古い文字…?あ、そう言えば鳥居にお札みたいなのが貼ってあったような…。」 鳥居。俺は確信を持った。 触れてはいけない開かずのパンドラ。 そこに祀られているのはある刀。 ――遥か昔、魂の込められた一対の剣が現れた。 それを握った者は我を失い暴走するといわれ、静かに姿を消し今知る者は少ない。 その刀が、桜龍剣(オウリュウケン)。