「えっと…何か顔についてる?……ウザイんだけど。」
「…何か言いましたか。」

「いえ、何も。」


今綺麗な笑顔で暴言吐かれた気がする。
まあ、助けてもらったんだしお礼を言わないとね。


「助かりました、ありがとうございます。」


頭を下げてると荷物が軽くなった。


「え?」
「持ちますよ、どうせアンタの猫に用があるしな。ふっ、たっぷりいたぶってやる。」

とんでもない変人は真太郎の知り合いらしい。


なんだか、嫌な予感しかしないのは
気のせいかな。


「クックック…。」


黒ーい笑顔が見えたため、その人の後について行った。