ピンポーン


「お、早かった。答えをどうぞ!」


「答えは…。」


ブチッという音がしてテレビの画面が真っ黒になる。


「(面白くない…。)」


ミーンミーンと蝉の声で余計に暑さを感じる真夏。

ここは長年から伝わるお店だ。


そこにいるのは今年、17歳になる吉田南と黒猫の真太郎。


真太郎は私の唯一の友達であり

寝る時も一緒だ。