「……?」 傷は深くはないけれど、人差し指から血が出ていた。 こんなの舐めときゃ治る傷。 そう思って真太郎から包丁を奪い返そうとした。 「ダメ、俺が作る。」 「私が作る!」 何故か睨み合いになってしまった。 残念ながら、私の方が小さい為、上目遣いになってしまうけど。 「南は座ってて!」 「あの…。」 「「何!?」」