【凍結】五人の守護者



私が見た映像が真実なのか。彼は何故ここに来たのか。

脳ミソに雲がかかり、一向に晴れない。


それと何かに取り憑かれている、

ということもチラチラと思ってしまう。


「何やってんの!」


「え?」


突然手が伸びて、私の持っていた包丁を奪う。

一体なんのことなのか分からず、ぼんやりと真太郎を見つめる。


「バカ?手、血が出てるんだけど。」