女の子なら赤面するところだろう。でも、私はどうでもいい。 恥ずかしいなんて思わない。 頭を使うとお腹が減るのは当たり前だから。 「えっ…?」 「そんなにびっくりしなくても…?」 私の言ったことがそれ程信じられないのか、またうつむいた。 「気を使わなくていいよ。んー。今日はカレーにしようかな?」 言いながら横目で見ると、 メガネをかけて本を閉じたのが目に映る。 「……手伝う。」