【凍結】五人の守護者



女の子なら赤面するところだろう。でも、私はどうでもいい。

恥ずかしいなんて思わない。
頭を使うとお腹が減るのは当たり前だから。


「えっ…?」


「そんなにびっくりしなくても…?」


私の言ったことがそれ程信じられないのか、またうつむいた。


「気を使わなくていいよ。んー。今日はカレーにしようかな?」


言いながら横目で見ると、

メガネをかけて本を閉じたのが目に映る。


「……手伝う。」