聞こえてきた声と内容は同じ。 ああ…事実なんだって。 さっき聞こえたのも本当なんだって。 それと同時に、 私が“普通の人間じゃないこと”を思い知らされた。 ピカッと窓から黒い空には似合わない光が数秒経って音を立てる。 私は聞こえた方の窓から空を見ると、少し雷が遠ざかっていくのが見えた。 「っ。」 「大丈夫!?」 猫のように丸まる彼の背中をさする。