【凍結】五人の守護者



「今日は補習で学校に行って、1人で家に帰る途中だったんです。」


だから制服を着てたんだ…。

チラッとカレンダーを確認すれば、今月中は補習生が学校に行く日だ。

彼が言ってることに間違いはない。


「その時はまだ人が多くて僕の後ろに誰も付いて来てはないと思ったんですけど…。」


「空が曇り出した時、後ろから急に刃物を持った人が…、『死ね!!』って言いながら…襲いかかってきて…それで…。」


彼はその時のことがフラッシュバックしたのか、口を閉ざした。