【凍結】五人の守護者



少しずつ近くなってくる雷。


「あの…大丈夫?」


「…大丈夫です。雷が苦手なだけなので。」


うつむいていた顔を上げて、彼は小さく笑った。


その笑みはなんだか、私達を警戒してるような作り笑い。

そりゃそうだよね。


見ず知らずの家だもん。

でも


「……ここまでどうやって来たんですか?」


住民の私達しか知らない道を通る以外、ここに来ることは不可能。