【凍結】五人の守護者



夏に似合わないホットのお茶を淹れると、雨が降ってきた。


「すみません…本当に。」


申し訳なさそうに、うつむく。

ザーと雨が強くなる。


「いえ、気にしないでください。」


彼の手が、

体が


誰かに怯えてるように小刻みに震えているのを見て、
それ以上は話さなかった。


真太郎はというと、何かを探るように彼を見ていた。

遠くの方で雷が落ちたのか、



電気がチカッとなった。