【凍結】五人の守護者



嘘…じゃないよね。


玄関に向かう振りをしてチラッと見た。

分厚そうな本を読んで、遠くの音を聞いているように耳を動かしていた。


うん、…嘘ではなさそう。

すると、ドアの前に人の気配がした。

その人は走って来たのか息が荒い。

ドンドンドンッ


「…開けてくれませんか!?人に追われてるんです!!」