黒の着物に、黒の下駄。

美青年な整った顔立ちにふわふわしてそうな2つの尻尾。


ピクリと動く黒色の耳は


まるで

猫が人間に化けたような…。


「…真太郎……?」


直感で思った。

全然見た目が違うが、不思議と怖いとは思わなかった。


そんな私を気にせず、

「……ほう、それを撃ってみろお前を殺してやる。」


2人は睨みつける。