気がつけば、都内にそびえ立つ大学病院に着いていた。 私は飛び出すように 車を降りる。 ‘お父様が倒れた。’ お姉様からきた電話だ。 その言葉が頭から離れない。 私は看護師に部屋番号を聞き 無我夢中で病院の廊下を走る。 無事だよね・・・。 私は半泣き状態で部屋に着いた。 そして、思い切り ドアを開ける。