「ねぇ、直哉ぁ!今日直哉んち行ってもいい?」


「・・ん、いいよ。」


「やったぁ!直哉大好きっ」


「・・俺も。」



いたって普通の”カップル”の会話。


・・そう見えるけど、



「はぁ・・」



実は、あの人。


私の彼氏なんです・・。


「・・若菜ッ、いいの?あれ、あんたの彼氏でしょ?」


「千夏・・、もういいよ。慣れたし・・」



渡辺 千夏
watanabe tinatu


小学校からの大親友。


直哉のこととか、いろいろ相談に乗ってくれている。



「別れた方がいいんじゃない?若菜、可愛いんだからさ・・」


「だって、だって好きなんだもん・・!」



私と直哉は1年生のころから付き合っていて、


最初は浮気なんかしなかった。


毎日、一緒に帰ってたし・・


なのに、なのに。


_____突然、変わってしまったんだ。