そっとそびえ立つ木に触れる。 風が気持ちいい。 乱れていた心を洗い流すような風。 目を閉ざす。 『……やっと見つけた。』 「……えっ??」 まさかもう追ってきた!? 慌てて振り向くとそこにいたのは……。