花畑の中で

信玄は陣地から戦場を見ていた。

「信玄様!!」

「どかしたか??」

「ご報告します!!美沙様が城にいないとのご報告が!!」

肩で息をしながら報告をしている兵士。

「護衛の者は!?」

「それが……。目を離した隙に。」