「美沙は城でお留守番だ。留守番を頼んだぞ。」 まるで子供をあやすように私に言って頭を撫でた。 「……わかった。」 信玄は安心したように笑い去っていく。 私はそれを見送る。 たくさんの兵を連れて信玄は行く。