花畑の中で

少し顔色が変わり、私を見た。

「……申し訳ありません。美沙姫様にお願いがあります。」

真剣な面持ちで私を見つめた。

「あなたに伝令をお任せしたいと思っております。」

「!!しかし森蘭丸!!」

徳川さんが止めた。

「危険かもしれないですが……今、離れる事ができるのはあなただけでございます。」