花畑の中で

私に助けを求める目線が注がれる。

私は意を決して聞いた。

「ほ、本当に行くんですか??」

「……ああ。」

わぁ……即答だよ。

止められないかも。

「じゃあ……いいですよ。」

周りがどよめくのがわかった。

「だけど、約束があります!!必ず帰ってきてくださいね!!」

にっこり笑ってみせる。

「ああ。」

少しだけ頬を緩ませ言った。