花畑の中で

「黙れっ!!」

立ち上がり私を睨みつける。

腰にある鞘に手をかけた。

……美沙姫様と御大将には幸せになって貰いたい。

この身を犠牲にしてまでも。

「……美沙姫様を許してあげてください。」

手をつき顔をさげる。

「……あんなにも愛していたではないですか……。」