花畑の中で

「……入れ。」

目礼をして中へと入る。

そしてまた御大将は書物へと目線を戻す。

「……これで良いのですか??」

ぴくりと反応し、こちらを見る。

眉間にしわがより不機嫌になったのは一目瞭然だ。

「……なんのことだ??」