花畑の中で

「美沙。……お前は。」

騒がしかった風音が一瞬で静寂になっていった。

「牢獄に入れる。」

そしてまた、風音が騒がしくなる。

「御大将様っ!!そんなこと……。この小娘はあなたを殺そうとしていたのですよっ!!始末しておくべきですわっ!!」

「徳川、早くしろ。」

冷たい目が私を捕らえる。