花畑の中で

「己を……??」

「うん……。」

顔を少ししかめて私に問う。

「何故……貴殿は己を守ろうとするのか……??」

「……それは……」

言葉を濁す私に興味が失せたようで中へと戻っていく。

私はじっとその背中を見つめてた。